三橋直人さんの「アンセル・アダムスの技法を用いた風景写真の制作」
なわてんグランプリ 2019年度なわてん

【2019年度なわてんグランプリ|アゴラ賞】三橋直人さんの「アンセル・アダムスの技法を用いた風景写真の制作」が受賞!


京阪ジャーナル社アゴラ編集長の安里様の選考によるアゴラ賞には、三橋直人さんの「アンセル・アダムスの技法を用いた風景写真の制作」が選ばれました。

20世紀アメリカを代表する風景写真家アンセル・アダムスの写真と、氏が開発したゾーンシステムと呼ばれる適正露出算出方法を学び、デジタル写真で再現した作品です。
氏の作品に近い構図とロケーションを探し、撮影時間帯までこだわりながら、日本各地で撮影した力作です。
会場では元になった写真と比較して鑑賞できるように展示されていました。

三橋直人さんの「アンセル・アダムスの技法を用いた風景写真の制作」
『アンセル・アダムスの技法を用いた風景写真の制作』三橋直人(デジタルゲーム学科)

京阪ジャーナル社アゴラ編集長 安里様のコメント

三橋さんは、この大学に来てからずっと将来写真家になりたいという目標を定めていたということで、その4年間の成果を見せていただきました。
20世紀のアメリカの写真家が開発したゾーンシステムを勉強して、私たちの時代は写真は暗室で現像するものでしたが、それを今のデジタルで再現しようと試みられています。
何よりも驚きましたのがその取材力です。月の光の加減や時間帯を調査されて全国取材されたそうです。
ご自分の貯金もはたいて30万のカメラを買われたということも、それもすごいなあと、非常に感銘を受けました。
茨木のり子さんの詩に「自分の感受性くらい」っていう詩がありますが、持ってらっしゃる感受性をずっと大事にされて、この4年間ご自分の中で構築されたのだと思います。
私も新聞を制作してる中でモノクロ写真対して、その光とか、いろんなことを考えさせられた作品です。本当におめでとうございます。

京阪ジャーナル社アゴラ編集長の安里様
京阪ジャーナル社アゴラ編集長 安里様

受賞した三橋さんのコメント

まずはこの賞をいただけて大変嬉しいです。ありがとうございます。
この制作を行うのにあたってまずカメラの知識を一からまた学び直さなければいけなかったので、そこがすごく苦労して、でもその苦労したおかげで、自分のカメラの技術だったりとか、そういうものがかなり上達しました。
この機会をくださった倉地先生、助けてくれたゼミの仲間、皆さんに感謝しています。ありがとうございます。

三橋直人さんの「アンセル・アダムスの技法を用いた風景写真の制作」
『アンセル・アダムスの技法を用いた風景写真の制作』三橋直人(デジタルゲーム学科)

三橋さん、受賞おめでとうございます!