井長原剛志さんの「個人的な日常生活の中で感じている思いを表現した立体造形」
なわてんグランプリ 2019年度なわてん

【2019年度なわてんグランプリ|アゴラ特別賞】井長原剛志さんの「個人的な日常生活の中で感じている思いを表現した立体造形」が受賞!


2019年度なわてんグランプリ「アゴラ特別賞」には、井長原剛志さんの「個人的な日常生活の中で感じている思いを表現した立体造形」が選ばれました。

一風変わったタイトルですが、実は障害を持つご家族を支える中で感じてきた様々な想いが込められた作品です。3Dプリンタで造形された顔と不思議な胴体でできています。その真意とは。

京阪ジャーナル社アゴラ編集長の安里様のコメント

この「個人的な日常生活の中で感じている思い」というのは何だろうと思ってお聞きしましたところ、障害のあるご兄弟がいらっしゃって、お母様とお二人でそのご兄弟のことを日常生活で見ていらっしゃる中で、車いすのこととか、いろんな状況の中で、ずっと色んな思いをお持ちになっていたことが、今回の作品になったということなんだそうです。
作品として私も初めはちょっとわかりにくかったのですが、日常の中で感じられている表現しにくい色んな思いがおありだとわかって、そんな中で4年間の大学生活を送ってこれらたと知り、なんともいえずに私は感動しました。
これからのことを応援をさせて頂きたいと思いまして賞に選ばせていただきました。

井長原剛志さんの「個人的な日常生活の中で感じている思いを表現した立体造形」

受賞した井長原さんのコメント

まさか賞取れると思っていなかったんで、ちょっとどうコメントしていいのか…。
今回この作品で皆さんにお伝えしたい事がひとつあって、やっぱり障害者の方っていうのはテレビとかで取り上げられると障害者の方だけがフォーカスされてしまうんですけど、僕としては障害者を支える側に立っている人間なので、それをやっぱりみんな周りの人にも伝えたくってこういう作品を作りました。
僕の場合は今、身体障害者の介助していますが、皆さんもこの先ご両親の介護とかする時代が来ると思いますので、この作品を通してそんなことを少し考えてもらえたらなと思います。ありがとうございました。

井長原剛志さんの「個人的な日常生活の中で感じている思いを表現した立体造形」