学術研究賞「公衆無線LANにおいて暗号化通信を実現するWaka-VPNの開発」國本倫平さん(情報学科)、若槻未緒さん(同)
なわてんグランプリ 2017年度なわてん

2017年度なわてんグランプリ|学術研究賞に選ばれたのは、國本倫平さん、若槻未緒さんの「公衆無線LANにおいて暗号化通信を実現するWaka-VPNの開発」です!おめでとうございます!#なわてん


2017年度なわてんグランプリ、次は、学術研究賞の発表です。

ノミネート作品は次の3作品でした。
「肝臓手術サポートのためのArUcoマーカを用いたメス先端位置推定システムの提案と評価」新宅直輝さん(情報学科)
「肝臓手術サポートのためのArUcoマーカを用いたメス先端位置推定システムの提案と評価」新宅直輝さん(情報学科)

CAVEのための操作環境の開発」福井誠士さん(デジタルゲーム学科)
CAVEシステムと筋電センサーを組み合わせて、ジェスチャーで映像の世界の中を移動できるシステムです。
「CAVEのための操作環境の開発」福井誠士さん(デジタルゲーム学科)

「公衆無線LANにおいて暗号化通信を実現するWaka-VPNの開発」國本倫平さん(情報学科)、若槻未緒さん(同)
手軽にスマートフォンからVPNを利用し、公衆無線LAN利用時に安全性を確保できるシステムです。
「公衆無線LANにおいて暗号化通信を実現するWaka-VPNの開発」國本倫平さん(情報学科)、若槻未緒さん(同)

この3作品から学術研究賞に選ばれたのは、「公衆無線LANにおいて暗号化通信を実現するWaka-VPNの開発」國本倫平さん(情報学科)、若槻未緒さん(同)です!おめでとうございます!

「公衆無線LANにおいて暗号化通信を実現するWaka-VPNの開発」國本倫平さん(情報学科)、若槻未緒さん(同)
審査委員升谷先生:公共の場で誰でも無線LANを利用してインターネットに接続できるサービスのことを「公衆無線LAN」といいます。日本はこれが遅れていると言われていますが、東京オリンピックに向けこれが増加するそうです。しかし、この公衆無線LANには、提供者が確認できなかったり、通信経路の安全性が保障されなかったりという問題があります。そこで、若槻さんと國本君の研究では、これらの問題を解決するために、手軽にスマートフォンからVPNを利用し、公衆無線LAN利用時に安全性を確保できるシステムを開発しました。

VPNというのは、Virtual Private Networkのことで、暗号化によって公衆回線を使っていても機密性を保つ手法です。内容にかなり自信があるんでしょうね、若槻さんの苗字からとった「Waka-VPN」という名前まで付けています。確かに完成度の高い内容で、発表やデモも上手にできていましたので、審査委員会では学術研究賞に最もふさわしい研究として選出いたしました。

「公衆無線LANにおいて暗号化通信を実現するWaka-VPNの開発」國本倫平さん(情報学科)、若槻未緒さん(同)
國本倫平さん:まさか受賞すると思っていなかったので、驚いています。この研究はVPNを利用して安全性を担保するシステムで、枯れた技術と新しい技術を組み合わせる苦労がありました。
最終的に完成して発表できて、賞まで頂けてとても驚いています。指導してくださった久松先生、内容や構成を一緒に考えてくれた若槻さんにお礼を言いたいです。ありがとうございました。

「公衆無線LANにおいて暗号化通信を実現するWaka-VPNの開発」國本倫平さん(情報学科)、若槻未緒さん(同)
若槻未緒さん:このような場に立てると思っていなかったので言葉が思いつきません。協力してくださった国本先輩、助けてくださった友人、指導してくださった久松先生、評価してくださった審査委員の先生方、ありがとうございました。

國本さん、若槻さん、受賞おめでとうございました!