2024年度なわてんグランプリ【メディアデザイン部門賞】受賞作品のご紹介
「なわてんグランプリ」とは、大阪電気通信大学総合情報学部の卒業研究・卒業制作展「なわてん」において、特に優秀な作品に賞を授与する受賞式です。
今回で22回目を迎える2024年度「なわてんグランプリ」では、総合情報学部デジタルゲーム学科第19期生、ゲーム＆メディア学科第４期生、情報学科第９期生の皆さんによる卒業研究・卒業制作224点を対象に、厳正な審査が行われました。
2024年度なわてんグランプリ「メディアデザイン部門賞」は、全101作品の中から、メディア表現、メディアインタラクション、メディアコミュニケーションの観点から優れた９作品に贈られました。
審査委員を代表して、ゲーム＆メディア学科のナガタタケシ先生に総評していただきました。
ナガタ先生の総評
メディアデザイン部門では、メディア表現・コミュニケーション・インタラクションのサブカテゴリごとに4〜6人の教員の投票を基に受賞作が選ばれました。
受賞作品には、最新技術を活用した3Dアニメーションや電子音楽、デジタル絵本、ジェネラティブVJソフトなど、多岐にわたるジャンルの作品が含まれています。
惜しくも受賞を逃した作品も学生たちの情熱と努力の結晶であり、今後のクリエイティブ業界を担う新たな才能の芽吹きを感じさせるものでした。
モーションキャプチャとUE5によるリアルタイム3DMV制作
太田明育さんのコメント
この度は、私の卒業制作を賞に選んでいただき、誠にありがとうございます。私は2年生の頃からモーションキャプチャーを勉強しており、その集大成として、この4年間の成果を作品に込めました。この制作にあたり、モーションキャプチャーのスタッフの方々や、教職員の皆様の支えがあったからこそ、完成させることができました。本当にありがとうございました！
作品情報→「モーションキャプチャとUE5によるリアルタイム3DMV制作」太田明育さん
10曲入りフルアルバム「AGTK」
阿形拓さんのコメント
このアルバムは、4年間の音楽経験の集大成として、1年間しっかり向き合って制作した10曲になっています。まだ聞いていない方も、すでに聞いていただいた方も、ぜひたくさん聴いていただけると嬉しいです。本当にありがとうございます！
作品情報→「10曲入りフルアルバム「AGTK」」阿形拓さん
WebGLを用いた音楽表現
星名翔さんのコメント
この度は、このような賞に選んでいただき、ありがとうございます。そうですね。前の発表者と同じゼミなのですが、自分は音を出すまでにすごく時間がかかり、「本当に完成するのかな？」と心配していました。しかし、しっかり1曲作り上げることができ、このように表彰していただき、本当に感謝しています。本日、体育館の方で展示を行っていましたが、その際にライブコーディングで、もう1曲新たに制作して流している途中です。もし気になる方がいれば、ぜひ見に来ていただけたら嬉しいです。この度は、本当にありがとうございました！
作品情報→「WebGLを用いた音楽表現」星名翔さん
オリジナルフィギュアの制作
小野田蓮さんのコメント
この度は、このような賞に選んでいただき、ありがとうございます。この大学で受けた授業をきっかけに3DCGに興味を持ち、制作を始めました。また、趣味で続けていたプラモデル塗装の経験も生かすことができたと思います。この作品には、自分の好きな要素をたくさん詰め込みました。それが、作品を見てくださった方に「かっこいい」と感じてもらえたなら、とても嬉しいです。この度は、本当にありがとうございました！
作品情報→「オリジナルフィギュアの制作」小野田蓮さん
人生ゲーム
上田紗菜さんのコメント
今回は、私の作品を賞に選んでいただいて、とても嬉しく思っています。ありがとうございます。今回の作品は、私自身、うまく言語化できていない感情を映像として表現したものです。そのせいもあって、何度も制作に行き詰まることがありました。でも、由良先生をはじめ、同じゼミの仲間や友人、家族にアドバイスをもらい、協力してもらったおかげで、なんとか形にすることができました。本日は、本当にありがとうございました！
作品情報→「人生ゲーム」上田紗菜さん
うさぎとおおかみサマ
白井妙江音さんのコメント
私の作品を選んでいただいて、誠にありがとうございます。この作品は、老若男女問わず、多くの方に見ていただきたいという思いで制作しました。いろんな方に楽しんでもらえるよう、工夫を重ねてきたので、こうして評価していただけたことが本当に嬉しいです。今後も、自分らしい表現をさらに磨いていきたいと思います。改めまして、本当にありがとうございました！
作品情報→「うさぎとおおかみサマ」白井妙江音さん
ジェネラティブVJソフトウェアの開発を容易にするシステム
椎名貫太さんのコメント
この度は選んでいただき、ありがとうございます。大学に入る直前ぐらいから、VJとプログラミング、そしてプログラミングを用いたアートに興味を持ち、勉強を始めました。そこから4年間かけて取り組んできたことが、このような形で評価され、本当に嬉しいです。それから、このようなアート、例えばさっきの星シさんのWebGLを用いた音楽表現もそうですが、プログラミングを使ったアートってすごく魅力的なのに、まだまだ広まっていないと感じています。なので、自分も含め、いろんな方々と協力しながら、もっと盛り上げていけたらなと思っています。本当にありがとうございました！
作品情報→「ジェネラティブVJソフトウェアの開発を容易にするシステム」椎名貫太さん
推し活が楽しくなる推し活アイテムの提案
南雲摩耶さんのコメント
今回は、このような賞に選んでいただき、誠にありがとうございます。自分の趣味である「推し」をテーマにした作品で、こうして賞をいただけたことが本当に嬉しいです。今回、本格的にレイアウトを考えながらデザイン作品を作るのは初めての経験でしたが、このように評価していただけて、とても光栄です。誠にありがとうございました！
作品情報→「推し活が楽しくなる推し活アイテムの提案」南雲摩耶さん
彼方より
松永ひらりさんのコメント
今回は、このような賞をいただき、大変光栄に思っております。WEBCMの制作とほぼ同時に卒業制作にも取り組んでいたのですが、まさかこういった形で、自分の作ったキャラクターのスタチューを手にすることができるとは思いませんでした。また、今回の作品は、これまで自分が考えてきた世界観や設定を詰め込んで、本当に「自分向き」に作った漫画でした。それが、こうして多くの人に「面白かった」と言ってもらえる機会をいただけたことが、本当に光栄です。ありがとうございました！
作品情報→「彼方より」松永ひらりさん
受賞された皆さん、おめでとうございました！
そして、今回出品されたすべての卒研生のみなさんに拍手を送ります！
出品された作品はオンラインサイトで2025年3月28日（金）までご覧いただけます。
ぜひコメントやいいねボタンで応援をおねがいします。
