なわてんグランプリ 2024年度なわてん

2024年度なわてんグランプリ【研究部門】受賞作品のご紹介


「なわてんグランプリ」とは、大阪電気通信大学総合情報学部の卒業研究・卒業制作展「なわてん」において、特に優秀な作品に賞を授与する受賞式です。
今回で22回目を迎える2024年度「なわてんグランプリ」では、総合情報学部デジタルゲーム学科第19期生、ゲーム&メディア学科第4期生、情報学科第9期生の皆さんによる卒業研究・卒業制作224点を対象に、厳正な審査が行われました。

2024年度なわてんグランプリ「研究部門」には、出展された48点の卒業研究より、学術的評価の高い5点に贈られました。
審査委員を代表して、デジタルゲーム学科の沼田哲史先生に総評していただきました

沼田先生の総評

皆さんの研究はいずれも、現在の社会や技術の進歩を的確に捉え、独自の視点で課題に挑戦したものばかりでした。
量子力学の観測問題をゲームAIに取り入れるという試み、社会インフラの老朽化に対応する3Dモデリング支援技術、C++の学習環境をWeb上で提供する新しいアプローチ、時間を軸にした直感的なファイル探索インタフェース、そしてAIを用いたプライバシー保護技術。それぞれの研究が、現代の技術革新と社会の要請に応える重要なテーマを扱っています。
この成果は、指導教員の先生方の熱心なご指導と、そして何よりも、皆さんご自身の探究心と努力の賜物です。
今日の受賞をスタート地点として、さらに探求を深め、新たな挑戦へと進んでいってください。
受賞された皆さん、本当におめでとうございます。

丸山亮祐さんのコメント

自分が興味を持ったものをまとめた作品を、このように評価していただけたことが、とても嬉しく思います。
自己学習もAIを作ることも初めてでしたし、それを作るためのツールを触るのも初めてだったので、最初はかなり苦労しました。しかし、続けていくうちに、魚井先生や、院生の森山さんから「こういうことを知れたら面白いよね」と言ってもらえたことが大きなヒントになりました。そのおかげで、ここまで形にすることができました。本当にありがとうございました!

作品情報→「確率によって勝敗の決まるゲームを題材とした対戦可能なAIのための研究」丸山亮祐さん

南李玖さんのコメント

このような賞をいただけて、とても驚いています。そして、心から嬉しく思います。
まず、データサイエンス研究室の中原先生に、この研究の着想を与えていただき、本当にありがとうございました。また、ご指導いただき、感謝しています。
今回の研究は、橋梁(きょうりょう)という社会インフラ設備を背景にしており、老朽化が進む中で、こうした研究が必要不可欠になっている状況があります。そういった背景のもと、この研究に取り組めたことは、とても意義のあることだと感じています。
この研究自体は、約2年間にわたり進めてきたもので、ようやく成果として実を結んだことを嬉しく思います。また、同じ研究室の皆さんの協力があったからこそ、ここまで来ることができました。本当に感謝しています。ありがとうございました!

作品情報→「橋梁の点群データを対象とした3次元モデル作成支援技術の提案」南李玖さん

西尾琉登さんのコメント

このような賞をいただき、とても光栄です。ありがとうございます。
この学習環境の開発は、僕一人ではなく、他の2人のメンバーを含めた合計3人で取り組んできました。一緒に開発したメンバーにも、心から感謝を伝えたいです。また、指導していただいた松先生にも、深く感謝しています。本日は、本当にありがとうございました!

作品情報→「Webブラウザ上で動作するC++実行環境の開発」西尾琉登さん

西村直起さんのコメント

このような賞をいただけて、大変嬉しく思います。ありがとうございます。
また、研究室では、さまざまな支援を受けましたし、指導してくださった先生方や友人には、感謝してもしきれません。本当にありがとうございました!

作品情報→「カレンダー型ファイルエクスプローラの開発」西村直起さん

岡村将佑さんのコメント

まずは、このような賞をいただけて、本当に大変嬉しく思っています。
生成系AIを用いた研究でしたが、研究室の中原先生や、先輩の方々のご助力があってこその受賞だと感じています。本当にありがとうございます!

作品情報→「生成系AIを用いた属性ごとのマスキングによるプライバシー保護に関する研究」岡村将佑さん

受賞された皆さん、おめでとうございました!
そして、今回出品されたすべての卒研生のみなさんに拍手を送ります!
出品された作品はオンラインサイトで2025年3月28日(金)までご覧いただけます。
ぜひコメントやいいねボタンで応援をおねがいします。