【2014年度 なわてんグランプリ】各賞が発表されました!vol.5【後援会賞】「肝臓手術サポートのためのメス先端位置推定」土井万由子さん、筑紫啓雄さん
2014年度 なわてんグランプリ【後援会賞】に輝いたのは、
メディアコンピュータ・システム学科 視覚メディア研究室の
土井 万由子さんと筑紫 啓雄さんの研究
「肝臓手術サポートのためのメス先端位置推定」です。
後援会会長の河本智子様よりコメントを頂きました。
”現在、先進国では高齢化が進み、手術の高度化が求められています。
この研究では肝臓手術をIT技術でサポートし、
安全で効率的な手術の実現を目指し、
癌組織等の切除対象を残存なく最小限に切除するためのナビゲートや、
大動脈等の切ってはいけない部位への近接警告などが目標となっています。
今回の発表は、特性の異なる2種類の距離センサを併用して、
メス先端の位置を推定して臓器表面との距離を
リアルタイムで取得するという内容でした。
3Dプリンタで実寸の肝臓モデルを造形し、
メスモデルとの近接状態を音の高低で
直感的に提示して警告するシステムについての説明で、
担当の学生さんがポスターと動画を使用して丁寧に説明してくれましたので、
正しく動作している様子が確認でき、
実際の利用イメージも良く理解できました。
関西医科大学や立命館大学、その他の研究・医療機関との
共同研究として進められているとのことで、
今後の発展、実用化が大いに期待できると感じられたことが選定の理由です。”
土井さん、筑紫さん、おめでとうございました!