2023年度なわてんグランプリ【メディアデザイン部門】受賞作品のご紹介
メディアデザイン部門賞には6作品が選ばれました。受賞された皆さんおめでとうございます!
審査委員を代表して、ゲーム&メディア学科のナガタタケシ先生に解説していただきました。
- カフェコネコ 立木那知さん
- 君に送る花言葉 日原颯樹さん
- 現実世界を飛び出したプログラム アニメーション ミュージアム 田中里奈さん
- デジタルJ-POPを軸とした楽曲制作 押谷颯さん
- 人間の身体動作を立体物に置き換えた造形作品の制作 成富紫織さん
- AIをともにイラストレーション 田邊大晴さん
カフェコネコ 立木那知さん
見る人を温かい気分にさせてくれる個性的なイラストレーション作品群です。小さな猫たちが織りなすファンタジーの世界のかわいさに審査員みんなが魅了されました。
立木さんのコメント
メディアデザイン部門で選んで頂いてとてもうれしいです。イラストの細部の描写にすごく時間をかけたのでイラスト全体だけでなく、ぜひ拡大して見てもらえるとうれしいです。そして、制作でお世話になった廣瀬先生や廣瀬研のみんなに感謝しています。この受賞を糧にこれからも仕事やイラストを楽しく頑張っていきたいです。あらためて受賞できてうれしいです。ありがとうございました。
君に送る花言葉 日原颯樹さん
互いが交信をとることができなくなった男女のそれぞれの想いが花言葉に乗せて交差するアニメーション作品です。細かな演出に気を配り制作された点が評価されました。
日原さんのコメント
この度はありがとうございます。自分なりに面白いなと思う作品を作って、それが選ばれたこことがすごくうれしいです。研究室の先生の由良先生や同じゼミのメンバーからたくさんアドバイスを頂いて制作したので、自分だけではできなかったと思っています。ありがとうございました。
現実世界を飛び出したプログラム アニメーション ミュージアム 田中里奈さん
スマートフォンとARつまり拡張現実技術を用いて現実空間に仮想の博物館を作り出そうとする意欲作です。プログラムによりリアルタイムにアニメーション映像が生成されるライブ性が評価されました。
田中さんのコメント
この度はありがとうございます。また、ご指導いただきました原先生にもこの場で感謝を申し上げたいと思います。ありがとうございます。この作品は個人で制作させていただいたんですけども、本当にいろんな方にアドバイスを頂いたりしたうえで完成させることができました。本当にありがとうございました。
デジタルJ-POPを軸とした楽曲制作 押谷颯さん
90年代のサウンドをコンセプトに研究・分析を重ね、それを現代のテイストで再構築した音楽アルバム作品です。AIを用いたSynthesizer Vによる音声合成によるボーカルによって構成され、全体的に統一感を保ちつつれぞれの楽曲のバリエーションを作る工夫が作詞・作曲・編曲の細部までに浸透しており、意欲的かつ秀逸な作品である点が評価されました。
押谷さんのコメント
今回いろいろ試行錯誤したり、工夫をしながら制作した楽曲ですので、受賞することができてとてもうれしく思っています。ぜひ一度なわてんグランプリのサイトからYouTubeでも聞けるので、一度聞いてみてください。本日はありがとうございます。
人間の身体動作を立体物に置き換えた造形作品の制作 成富紫織さん
身体の動きの軌跡をモーションキャプチャーシステムと3Dプリンターを活用して立体造形に変換しています。時間芸術であるダンスを空間芸術である立体造形作品へと変換するというコンセプチュアルな意欲作であり、アート作品としてレベルの高いコンセプト設定が評価されました。
成富さんのコメント
この度はこのような賞をいただけてとてもうれしく思います。ありがとうございます。この作品は、JIAMSのモーションキャプチャースタジオや、3D造形先端加工センターの方々にたくさん協力いただいて制作したものです。この大学に入学したからこそ作ることができた作品かなと思っています。ありがとうございます。
AIをともにイラストレーション 田邊大晴さん
ChatGPTとの対話を通してイラストレーションの世界観を紡ぎ出し、人の手で美しく仕上げられた作品群です。バリエーション豊かで、構成力にも富んでいる点が評価されました。
田邊さんのコメント
この度はありがとうございます。ちょっと緊張してるんですけど、まさか自分のが選ばれるなんて本当にうれしく思います。4年間ずっとイラストを描き続けていて、勉強も全部やって、その4年間が形になったんだなって実感しました。本当にありがとうございました。
受賞された皆さん、おめでとうございました!
そして、今回出品されたすべての卒研生のみなさんに拍手を送ります!
作品はオンラインサイトで3月29日までご覧いただけます。
ぜひコメントやいいねボタンで応援をおねがいします。