2018年度なわてんグランプリ【準グランプリ】(2)『伊勢型紙を楽しむデザイン〜二十四節気〜』青木佑司さんダブル受賞!
2018年度なわてんグランプリ【準グランプリ】は2作品が選ばれました。
2作品目は、デジタルゲーム学科の青木佑司さんによる『伊勢型紙を楽しむデザイン〜二十四節気〜』です。
青木さんは後援会賞とのダブル受賞です!!
伊勢型紙は、着物などの生地を一定の柄や紋様に染色するために使われる型紙のひとつで、本作はその型紙そのものを平面作品と捉えて制作されたものです。
審査委員・中根先生のコメント
日本は、来年には東京オリンピック、2025年には大阪万博という形で国際的なイベントが多数控えています。
また、日本は観光立国にしましょうということで、日本を訪れる外国人観光客に何を見せるのかというのが、非常に大きな社会的命題になっています。
テーマとして選ばれた伊勢型紙というのは、日本を代表する伝統工芸品として指定を受けているものですね。それから、モチーフになっている二十四節気も、この社会的命題に対するひとつの解答として表現している点を評価しました。
デジタルゲーム学科の中にいると、最新のデジタル技術に頼った物を作ろうとついつい考えてしまうのですが、古くから伝わる技法だとか考え方を使っても、新たなクリエイティブは作れるんだという青木さんの観点も評価が出来るということで今回準グランプリに選出いたしました。改めておめでとうございます。
青木さんのコメント
このような2つの賞をいただきとても嬉しく思います。一般的には季節を春夏秋冬と分けていますが、日本には二十四節気という区分もあるということを渡部先生からアドバイスをいただいて知りました。
それをテーマに、画面の構成を考え、モノづくりのきっかけとなった伊勢型紙を選び、それがこのように評価されてとても嬉しく思います。ありがとうございました。
青木さん、受賞おめでとうございました!