2018年度なわてん

2018年度なわてんグランプリ【グランプリ】『文学かるた』山本愛海さん


2018年度なわてんグランプリ【グランプリ】に輝いたのはデジタルゲーム学科山本愛海さんによる『文学かるた』です。

この作品は、日本の有名な古典文学作品の一節を読みあげて、その作品タイトルを当てるというカルタです。
日本古典文学を読みたくなる、興味を呼び起こさせるようなデザインが全体に考えられています。

審査委員長・山路先生のコメント

山本さん、おめでとうございます。審査の様子は他の審査員の先生方が色々コメントされているものと変わらないのですが、非常に審査はモメました。
選考基準ですが、研究と作品共に新しいアイデア、テーマ、それからどれくらい作り込んだか、或いは実験、作業量、それから、当然、クオリティの高さ、こういったバランスが整った研究を最終的に選びました。
それから、展示の時のプレゼンテーション、それからコミュニケーション、こういったものも審査の基準に加えました。
その中で、山本さんの作品は審査員の中で満場一致でした。

2018年度なわてん

カルタというのは日本の伝統的なカードゲームですけれども、そこに新しい要素を加えて、知的好奇心を刺激するゲームになっていたと思います。
全体のデザインも統一感があって、カードのそれぞれのタイトルもそれぞれの作品のイメージを合わせてデザインされていたと思います。

2018年度なわてん

読み上げられた小説の一節からそのタイトルを選ぶということなんですけれども、文学作品の中で、どの一節を使うか、というのは非常に難しいと思うのですが、本を読んだ人でもその一語一句覚えているわけではないので、「そういったところはどうやったら分かるんですか?」という風に私も山本さんに聞いたところ、「作品を知らない人でも分かるように、想像してその作品を当てることが出来るような工夫がされている」ということでした。

2018年度なわてん初日

作家や作品を解説するマニュアルが副読本のような形で添えてあったり、カッティングシートで切り抜いた小説のタイトルが綺麗に出来ていて、会場でも目を引きました。そういった全体のデザインもよく出来ていて、日本文学を読んでみたいとか、興味を呼び起させるデザインに全体的にまとまっていたということが、グランプリの決め手となりました。
おめでとうございます。

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山本さんのコメント

まさか自分の作った作品がグランプリを貰えると思っていなかったので、とても嬉しいです。
作ったきっかけは、私が作品自体に興味があるということと、今の人たちは、余り純文学は読まない人が多いと思ったので、カルタという遊びを通して、その作品に興味を持って貰えたらいいなという思いを込めて作りました。展示の方法も、壁に切り絵を貼るというのは、カルタ自体ちょっと地味な作品なので、バックに貼ってちょっとそれを目立つようにしようかなと思っていたので、それを見て結構綺麗だなと見てくれる人も多かったので満足しています。本当にありがとうございます。

山本さん、グランプリ受賞おめでとうございました!!

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