2022年度なわてんグランプリ「ゲーム部門賞」受賞作品のご紹介
ゲーム部門賞には7作品が選ばれました。受賞された皆さんおめでとうございます!
審査委員を代表して、デジタルゲーム学科の森善龍先生に解説していただきました。
地理歴史を題材としたすごろくゲーム「地歴すごろく」田中勇輝
遊びながら世界史を学べるすごろくです。世界史と関連性が深いネットミームのキャラクターを活用した着眼点が評価されました。ゲームを面白くするためのイベントカードを導入するなどの工夫が見られた点も良かったです。
田中勇輝さんのコメント
実際、選ばれていると思っていなかったので、趣味全開のこの作品がいろんな人に受け入れられたというのはちょっと素直に嬉しいです。歴史というのをもっとこうミームを使って伝えるっていうのが結構最近YouTubeとか他の媒体でも見られるようになったので、自分のこういった作品がもっと世の中に広がったらなっていうふうな思いをもってこの受賞を喜びます。ありがとうございました。
歴史からクラシック音楽を学ぶカードゲームの制作 前島叶夢
題材の面白さもありましたが、カードゲームで必要とされる思考力・判断力・記憶力などに加えて、QRコードを使用しクラシック音楽をスマートホン経由で流すなど、耳を使った遊びが用意されているのが評価されたポイントです。
前島叶夢さんのコメント
僕も、まさか選ばれるとは思っていなくて、もともとこの作品を作ろうと思ったきっかけ自体が自分が歴史が好きなので、そういったなんか今までの自分の身の回りとかのことで歴史に関連付けたら、他の人とかも歴史の面白さとかを感じてもらえるんじゃないかとこのゲームを制作したので、そういった点も含めて、評価されたということがすごく嬉しく思っております。
3Dホラーゲーム『Axe Thrown』 中野太智
作者は著名な対戦型ホラーゲームで世界ランカー、今回その技術とノウハウを存分に活かして制作されています。主要な物に関して自身でモデリング、ステージ設計やビジュアルデザイン、演出面など様々な点で評価されました。
中野太智さんのコメント
受賞のほうありがとうございます。半年で完成するのかゲーム制作初心者だったんで不安だったんですが、ちゃんと評価される作品ができて良かったです。ありがとうございます。
カラーメガネ×協力アクションゲーム ‐Hue Mon- 森井健、村山輝、國廣葉流、山地晃太
コミュニケーションの促進をコンセプトに制作された、協力型のアクションゲームです。協力要素が、ゲーム内のギミックで完結するのではなく、プレイする時に各自が色違いの色眼鏡を実際にかけ、画面から取得できる視覚情報に差異を出したのが面白いポイントです。
声を掛け合いながらゲームをプレイをするという方式がコンセプトをよく体現できている点として評価されました。
森井健さんのコメント
本日は、このような賞をいただき、ありがとうございます。私たちのチームは、大学1年のころから学内でゲーム制作を行ってきて、最後にこういった形で、有終の美を飾れたということがすごく嬉しく思います。今日のことを糧にこれからも精進していきたいと思います。ありがとうございました。
村山輝さんのコメント
プログラマーを務めました村山です。このような賞をいただいて本当にありがたく思っています。実際自分ひとりじゃ作れなかったと思うので、本当にメンバーの皆に感謝しかないです。
國廣葉流さんのコメント
今回このような賞をいただけると思っていなかったので、とても嬉しいです。みんなで頑張ってきた甲斐があったなって思いました。ありがとうございました。
山地晃太さんのコメント
今回このような賞を選んでいただいてありがとうございます。1年生のころから頑張ってきたことがあって、そこで最後に選ばれたってことがやっぱり嬉しいので、本当にありがとうございました。
アメリカ大統領選挙をテーマとしたアナログゲーム『大統領選挙』 大坪志也、窪田彩乃、久永尚輝
エンターテイメント性が高いアメリカ大統領選挙を題材に、ルールが複雑になりがちなボードゲームをシンプルに遊べるように制作した意欲的な作品です。基本の遊び方は大胆にダイスロールで決定するカジュアルさに落とし込み、戦略性の部分を数枚の「政策カード」をいつ使うかでゲームを成り立たせているバランス感が良かったです。テーマ性と共にビジュアルクオリティの面でも高く評価されました。
大坪志也さんのコメント
まさかこんな賞をもらえると思っていなかったので、とても嬉しいです。この制作はとっつきにくい政治をいかに楽しくできるか、いかに簡単にできるかということを軸にしていたので、その点を評価していただけたのがとても良かったです。ありがとうございました。
窪田彩乃さんのコメント
私はイラスト・デザイン面を担当しました。この度は賞を受賞できて本当に嬉しいです。できるだけカジュアルに作るっていうところを意識したので、そこも評価していただいたのが嬉しい点です。本当にありがとうございました。
久永尚輝さんのコメント
今回このような賞をいただき、誠にありがとうございます。ゲームを簡単にするということをすごく意識したので、その点が評価されて良かったと思います。ありがとうございます。
“炭酸”格闘対戦アクション『Explsoda(エクスプルソータ)! -シュワっとパンチアウト‐』ぎんちゅまん、shido、まっちさん
4人で遊べる対戦アクションゲームです。グラフィックやバトル要素のバランス含め、高いクオリティで仕上がっており、その点が評価されました。またキャラクターが吹き飛ばされた時に、魂が抜ける、というこのゲームならではの独自要素、バトルバランスが非常に良いスパイスとなっていました。
ぎんちゅまんさんのコメント
このゲームの企画担当として頑張ってきて、自分がゲームシステムとかを考えたゲームが受賞できて本当に嬉しいです。このゲームは販売する気満々なので、ぜひどこかで見かけたら買っていただけたらと思います。ありがとうございます。
shidoさんのコメント
このゲーム実際に遊んでいただいた人からクオリティが高いとか面白かったとかコメントをいただいて、作った甲斐があったなと思いました。これからも頑張って制作を続けていこうと思います。ありがとうございました。
まっちさんのコメント
3Dグラフィック担当のまっちさんです。今まで勉強してきた3Dとかを活かしてこのゲームシステムとか活かしてステージとかを作ったり、背景のあれとか気にしたりとかしながら作ったりとか、最終的にこういう賞をもらえるに至ったんで、すごい良かったなって思います。
5五将棋~陸鬼夜行~ 池邉歩、荒川拓人、有水大翔
将棋をベースに、様々なゲーム要素の調整が行われたボードゲーム作品です。一般的な将棋から盤面を少なくした9マス将棋など代表的なものもありますが、今作は妖怪というテーマや、独自ルールとしての地形マス、また封印効果など様々な工夫が見られました。またARでも遊べる機能を用意するなどのチャレンジも見られ、そういった点が高く評価されました。
池邉歩さんのコメント
まずメンバーの二人が自分を引っ張ってくれたおかげで良い作品にすることできたと思います。受賞できて嬉しいです。ありがとうございました。
荒川拓人さんのコメント
僕たちの作品を選んでくださりありがとうございます。まずは、家族とか友人とかに報告したいと思います。苦労した点も多々ありましたが、なんとか形にできてひと安心しております。ありがとうございました。
有水大翔さんのコメント
数々の作品の中から選んでいただきありがとうございます。嬉しい気持ちでいっぱいです。ARを作品に取り入れる上で、苦労した部分が結構あったんですけど、3人で協力して最後はひとつの作品として仕上げることができました。ありがとうございました。
受賞された皆さん、おめでとうございました!
そして、今回出品されたすべての卒研生のみなさんに拍手を送ります!
作品はオンラインサイトで3月31日までご覧いただけます。
ぜひコメントやいいねボタンで応援をおねがいします。