2018年度なわてんグランプリ【AGORA賞】『心拍数の変化で楽曲の展開が変わるシステム』小川宏平さん
2018年度なわてんグランプリ【AGORA賞】に輝いたのは、デジタルゲーム学科の小川宏平さんの『心拍数の変化で楽曲の展開が変わるシステム』です。
この作品は、音楽を活用した、飽きやすいスクワットなどの単純な運動を楽しく続けられるシステムです。心拍数を計測しながら、その変化に応じて流れている音楽の展開を変化させるもので、心拍数が高くなれば盛り上がる楽曲パターンが選ばれ、心拍数が低くなると落ち着いた楽曲パターンが選ばれることで、体験者のモチベーションが下がらないないようになっています。高齢化社会にも対応した、音楽による楽しい健康促進につながる研究です。
特別審査委員
京阪ジャーナル社AGORA編集長
安里他恵子様のコメント
まずは4回生の皆さん、ご苦労様でした。なわてんは今回で16回目の開催になるんですね。
実は、編集をしております地域情報誌「アゴラ」では、第1回なわてんからAGORA賞を1点選んで表彰させていただいています。
いつもは地域メディアとしてどのように地域と関わっていけるか、という視点で審査をさせていただいておりましたが、現在どの地域行政でも重要な課題である高齢者の健康をキーワードにされている小川さんの作品に注目しました。
どうしたら楽しみながら健康のためのスポーツを補助できるかということで、心拍数、歩数、運動能力といったものを音楽と結びつけ、楽しみながら体を動かすというに着目した作品でした。私も実験させていただきました。音の変化などにはこれからまだ研究の余地があるのかなと思いましたが、これからの期待も含めてアゴラ賞に選ばせていただきました。他にもたくさん候補があったのですが、年々皆さんのレベルが上がって選ぶのが難しいですね。アゴラ賞としては皆さんのこれからの門出を含めてお祝いしたいと思います。おめでとうございました。
小川さんのコメント
賞をいただいて、とても嬉しく思っています。ありがとうございます。
体験される方の年齢の違いでも見えてきたものもありますので、引き続き改善していきたいと思っています。
ありがとうございます。
小川さん、受賞おめでとうございました!