2016年度なわてんグランプリ|準グランプリ・友電会賞「Find The Life Once Again」張馳さん #卒業制作 #なわてん
2016年度なわてんグランプリの準グランプリ作品には、張馳さん(デジタルアート・アニメーション学科・芸術文化産業研究室)による、映像作品「Find The Life Once Again」が選ばれました!なんと友電会賞とダブル受賞です!おめでとうございます!
張さん:僕は日本に来て6年目です。この6年の間、先生たち、日本の友人たちからの助けがなければ、この賞をもらうことはできなかったと思います。ありがとうございました。
【審査委員代表 友電会会長 福田武氏のコメント】
日本の大学で学ばれて、日本語はもちろんのこと、大学で学んだ映像制作の理論や知識をどこまで実践できるかということにトライし、プロ級の作品となっていたことを評価いたしました。
【審査委員代表 山路敦司先生のコメント】
張君は中国からの留学生で、日本で勉強して、それを映像のビジネスとして中国でどういうふうに展開できるかということをポイントに、映像作品であることと同時に、ひとつのプロジェクトとして制作したということを非常に高く評価しています。
作品のクオリティも非常に高く、学生レベルからプロのレベルに近づいた作品だと思います。
CM映像として作られていますが、短編映画のようであり、美しい映像と音楽で見る人を引き込むような作品でした。物語の中では、異国の文化の理解やコミュニケーションを題材として扱う深い作品で、展示会場でも一生懸命プレゼンテーションをしており、トータルで人の心を動かす発表でした。これからも人の心を動かす作品を作ってください。
【作品解説】
この作品はマーケティングを研究し、実際にクライアントからの依頼を元に制作した。営業、分析、商談、制作、納品、というプロセスを踏み、芸術と文化を産業として発信する方法の一例として企画した。
作品の内容は、ネット通販のコマーシャル映像となっている。事故で目が見えなくなってしまった娘を持つある父親が、家族旅行で訪れた際の思い出の品を通販のアプリを使用して手に入れるところから、この物語は始まる。モンタージュ表現を利用するなどして強く印象に残すことができた。そして、クライアントが重視していた「唯一の品質」というメッセージを、より多くの視聴者に伝えることができたと実感している。